2001/07 

私たちは、児童養護施設「生長の家神の国寮」に対して
裁判をおこしました。支援をお願いします。

 東京国立市にある児童養護施設「生長の家神の国寮」では、長い間児童虐待が行われていました。

 児童養護施設とは、親が育てられない子どもや、家庭で虐待を受けた子どもが生活する場所です。ところが、家庭の虐待から逃れ、安心して生活を送れるはずの児童養護施設で、さらにすさまじい虐待が待っていました。

 「生長の家神の国寮」では、職員が子どもを「殴る・蹴るは当たり前」の事でした。子どもたちは、常に誰かが殴られ、次は自分が蹴られるのかと怯え、職員の顔色を伺いながら暮らす毎日でした。
「些細ないたずらで血が出るほど殴る」「バットで殴る」「木彫りの熊の置物で子どもの頭を叩き額を割る」など、児童「養護」施設とは名ばかりで、実態は、児童「虐待」施設でした。

 職員の暴力により傷ついた子ども達を病院に連れて行くときは、職員が付き添い、よけいな事をしゃべらないように監視していました。休日も外出させず、外部に訴えることができないようにしていました。、
 また、小学校高学年の女の子を上半身裸で立たせたり、中学生の女の子を男性職員の部屋に呼びだし、処女検査と称するわいせつ行為を行うなど、性的虐待も行われていました。

 そのような、日常的な虐待のなかで、昭和62年7月、10才の男の子A君は、職員三谷より暴行を受け、腕を骨折させられ、満足な治療を受けられず、左腕が使えなくなりました。

 盗みの疑いをかけたA君に、共犯者の名前を言うように迫り、A君が「盗んでいない」と言っても、信じてもらえず、殴られると判ったいたので、適当に子どもの名前をあげました。その子ども達を殴って問いつめると、やっていない事が判り、疑われた子ども達にA君を殴らせました。子ども達は、職員に逆らえず、A君を殴りました。

 その後、職員はA君を別室に連れて行き、激しく殴り続けました。A君は、5、6時間殴られ続け、解放されたのは、夜中の3時を回っていました。このときには、すでに左腕は動かなくなっていました。
 翌日、職員に連れられ病院に行き、肘、左手首の骨折と診断され、ギプスをしました。
 ギプスを外しても左手は動かず、他の病院でフォルクマン拘縮と診断され、リハビリを続けましたが、左前腕は、筋肉がほとんどついていない状態でした。
 症状が改善しないため、背中の筋肉を腕に移植する筋移植手術を行いました。手術後、徐々に筋肉がついてはきたものの、左手親指以外の4指は弧を描く形で固まったまま、それ以上伸ばすことも曲げることもできず、左前腕部は、感覚がないままでした。
 結局、平成8年6月、身体障害者手帳を申請し、後日、障害等級3級の障害者手帳の交付を受けました。

A君は、養護施設を出て就職しましたが、左手を使えないことを使用者に知られてしまい、たびたび解雇されました。

 平成13年4月、23才になったA君は、自分を虐待した職員三谷と、財団法人生長の家神の国社会事業団に対して、損害賠償請求訴訟を起こしました。
 本来、暴行傷害事件として、警察に告訴すべきですが、親代わりである養護施設長が職員を告訴するはずもなく、左腕を使えなくされても、成人するまで告訴することが出来ませんでした。

 ところが職員三谷の答弁書によると、「子ども同士が勝手に傷つけた」「もし事実としても、時効である」と主張し、争う姿勢を見せています。そして、いまだに「神の国寮」に勤務し続けています。施設側も、子どもの腕をつぶした虐待職員を解雇せずに、子どもの世話をさせています。

 私たち「施設内虐待を許さない会」は、A君の裁判を支援し、児童養護施設「生長の家神の国寮」の児童虐待を糾弾し、虐待や養育放棄などの理由で家庭で育つことが出来ない子どもが、これ以上虐待される事のないよう要求します。
 また、監督責任のある東京都、「神の国寮」の母胎である宗教法人「生長の家」に対しても、実態の解明と謝罪を求めます。皆様方も、是非、私たちと一緒に裁判を支援し、一緒に抗議してくださるようお願いします。


「生長の家神の国寮」における
児童虐待の実体は、この本を
お読み下さい。

 自分が自分であるために

発売元:文芸社
著 者:佐々木朗
価 格:1000円
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