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児童養護施設 「若江学園」

   03/03/07 (Fri)  児童養護施設若江学院における公費流用疑惑及び人権侵害についての申し立て
                           2003年3月7日
大阪府東大阪市子ども家庭センター
所 長  末友 隆 殿

児童養護施設若江学院における公費流用疑惑及び人権侵害についての申し立て


 社会福祉法人若江学院では、以下に記しました通り、職員に対する人権侵害及び運営上の不正と思われる事態が続いています。
 貴機関におかれましては、児童養護施設 若江学院にて引き起こされた人権侵害などを調査していただき、改善へのご尽力を賜りたくお願い申し上げます。

学院における問題は以下の通りです。

第1.公費流用疑惑について
   現在、嘱託職員として雇用され、調理員として働いている○○○○さんが、平成10年10月まで○○○○前理事長の介護をしていました。○○さんは学院出身者であり20年近く母親の世話をするように、前理事長の介護を専業として行ってきたとのことです。その間、給与も頂いてきたとのことですが、その給与が施設の運営費から支払われてきたのではないかという疑惑があります。

 疑惑とする理由は
@ 昭和63年4月、平成2年4月の職員健康診断に名前が記載され、健康診断を実施していること。(ほかの年度は把握していないため不明)
A 平成10年10月までの調理員は職務分掌表3名であるが、11月以降は調理員が4名となっていること。(実員では11月から調理員が増員されたことになる。)
B 平成10年以前において、調理職員が行う毎月の細菌検査に他の調理員とあわせて検便が提出されている。(平成10年5月20日検体実施の報告書がある。)
C 平成10年以前には現場の職員の間で「幽霊職員」という噂が流れていた。
D ○○さんに本人が、「介護中に給与をもらい、前理事長が亡くなったときに退職金をもらった」と言っている。
E 平成10年度年次有給休暇日数一覧表の中に○○さんの勤続年数が32年と記載されている。
F 大阪府法人監査課への調査書類の中の、『3.職員配置当の状況』という欄で、平成9年4月1日現在と、平成10年4月1日現在の調理員の配置数は4名と記載されている。
G ○○さんの毎月の細菌検査の検便は主任保育士のBさんがしていた。

第2.子どもたちに対する人権侵害について
   子どもたちに対する人権侵害として、懲戒権の濫用(体罰・脅し)及び児童福祉最低基準の設備の不備があげられます。
   懲戒権濫用の実態は以下の通りです。
@ 盗みをしたとみなされた16歳の男子児童への体罰
体罰の経過
   
平成14年1月15日    事務所(経理担当職員)の机のカギが潰され、現金13万円が盗まれる。
     1月17日    子ども本人に無断で子どもの持ち物、ロッカーの点検が一斉に行われる。
              (当時16歳男子児童の机の引き出しから約10万円が入った封筒が出てくる。)
        同日    この男子児童を施設長が施設長宅へ呼び出し、自白をさせるために竹刀で頭が数箇所きれ、頭の形が変形するくらいの体罰を行う。
       
 この時、体罰を知った職員(4名)が児童の様子を心配してその夜様子を見に施設へ行くが宿直者に会うことを断られています。その上後日、施設長は「私が直接指導しているのに指導の邪魔をした」などを理由にして4人のうち3人を戒告処分にしています。
 なお、この児童の通院治療はしていません。職員の判断で連れて行ける状況ではありませんでした。今になって病院へ連れていくべきであったと反省しています。

A 脅しとしての言葉の暴力
 平成14年4月20日(土)午後2時ごろ、高校3年生男子児童が調理員に「昼食(お弁当)のおかずを増やしてほしい」といったことに対して、この男子児童を呼び出し、心に傷を負わせる言葉の暴力を使いました。
 「おかず2、3品で少ないならよその施設へ行け。」「極端に悪いわけではない」「お前が作れ。作っている人の気持ちを考えろ」
などといい、男子児童は「批判はしていません」と答えたことに対し、大声で「感謝しないやつは誰が面倒見るか」「バスツアーでジュース飲んでないか」「こづかい使え」「どこで生まれたか考えろ」「文句あるんやったら国へ行け。生活費足らんって言ってこい。ワガママ言うてたら承知せんぞ」などと暴言を浴びせます。
 施設長がこのような姿勢であるため問題を起こす児童に対し、主任保育士は「親のせいでここにいてるんや。ここのルールに従え」「施設を移すぞ」など平然と言葉の暴力が横行しています。批判的な発言は許されず、話し合いで改善していける見通しはもてないのが現状です。

B 食事内容が悪く、食事の量が極端に少ないです。(別資料参)

C 守られていない施設最低基準は以下の通りです。
1.便所が男子と女子とに分かれていない。(女子が個室に入っているのにもかかわらず、男子職員(副施設長)が平気で入ってきて本当に嫌だと児童からの苦情がある。)
2.居室の面積、一人につき3.3平方メートルである。
3.医務室、静養室が設置されていない。

第3.障害者センターの利用者に対する体罰
  併設されている障害者センターの利用者に対する体罰があります。
@暴れてパニックをおこしている重度障害の利用者に対して、「うるさい」との理由で顔面を拳骨で殴打する。保育士が止めに入るが、主任は止めることをしない。
 何かあると、『施設長が(職員に対しても、利用者に対しても)怒る』との理由で、無理やりパニックを抑えるという指導が横行しています。

第4.職員に対する人権侵害
 職員に対する人権侵害として、調理員4名のうち3名が施設出身者であり、その内の知的に障のある職員を私的使用人扱いしていること、給与支給の不明確さ、施設長の意向に沿わないと暴力で従わせるなど知的障害者への人権侵害が行われています。

1. 知的に障害のある調理職員Aさんを施設長(理事長)は調理員としての勤務時間に関わらず呼び出して私用を言いつけています。
(例えば、銀行への使い、施設においているものを施設長の自宅まで運ばせる、自転車を運ばせるなどです。)
  また、本人の休日の日は一日事務所の施設長の隣机に座らされています。知的障害者の保護と自立への援助と言える内容ではなく、障害者を利用していると言える現状です。
2. 給与は職員として支払われることになっていますが、本人には給与明細も渡されず、何も知らされていません。本人が必要なときに最小限の現金が渡されており、施設長が給与を全て管理している現状です。本人の給与が適正に管理されているのか疑問です。
3. 本人の言によると、何年も前から施設長により体罰を受けていたとのことです。(元職員の一部の方も目にあざを作っているのを見たと証言しています。)
平成14年8月27日には職場の労働組合員となれなれしくしているとの理由で施設長宅に呼び出し、平手で殴打するという暴力を行っています。

この他に、勤務中の直接処遇職員に馬券を買いに行かせること、施設長夫人が必要とする薬を病院へ取りに行かせる等の公私混同があります。

  以上の若江学院の施設長による問題は早急に明らかにし、必要な改善をすべきことと考えます。全てについて適正な調査を実施され、改善への指導を重ねてお願い致します。
 以上、申し立てます。


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