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   01/09/19 (Wed)  テレクラ利用犯罪の実態周知を=神戸の逮捕監禁致死事件で−警察庁
2001/09/19 時事通信ニュース速報
テレクラ利用犯罪の実態周知を=神戸の逮捕監禁致死事件で−警察庁

 神戸市北区の中国自動車道で、中学1年の女子生徒=当時(12)=がテレホンクラブで知り合った男に手錠を掛けられ、走行中の車から転落、死亡した事件を受け、警察庁は19日、テレクラや出会い系サイトで未成年者が犯罪に巻き込まれる実態を保護者や教師に伝える広報啓発活動を強化するよう全国の警察本部に指示した。

 同庁によると、昨年12月末現在で、テレクラは全国で3151店、またインターネット上の出会い系サイトは今年6月の調査で500以上あった。今年上半期(1−6月)の児童買春事件は前年同期より202件多い654件で、うちテレクラと出会い系サイトが利用された事件は376件で全体の57%を占めた。


   01/09/15 (Sat)  逮捕監禁致死の中学教諭、兵庫の少女でも手錠ビデオ
2001/09/15 読売新聞ニュース速報
逮捕監禁致死の中学教諭、兵庫の少女でも手錠ビデオ

 兵庫県香住町立香住第一中学教諭、福本謙容疑者(34)の逮捕監禁致死事件で、福本容疑者が今年6月、テレホンクラブで知り合った同県北部の十代の少女をホテルに誘い、手錠をかけた様子などをビデオ撮影していたことが14日、県警捜査1課の有馬署捜査本部の調べでわかった。京都府内の女子高生にも同月に同様の行為をしたことがわかっており、十代の少女に異常な関心を示す特異性が改めて浮かび上がった。

 捜査本部は、捜査の過程で判明した福本容疑者所有のプリペイド式携帯電話の通話記録を照会。同容疑者が会話した複数の携帯電話の持ち主を割り出して調べた結果、県北部の女子高生が「テレクラで知り合った30歳代の男にホテルに連れて行かれ、手錠をかけられてビデオカメラで撮影された」と証言した。

 男の名前や住所、職業などはわからなかったが、女子高生は「乗っていた車は茶色のワゴン車」と捜査上に浮かんでいた福本容疑者の車と同様の車を挙げ、同容疑者の顔写真を見せると「この男に間違いない」と話したという。

 福本容疑者はテレホンクラブ専用にプリペイド式携帯電話を昨年春に購入していたことから、捜査本部は少女を狙った余罪が、兵庫、京都の2件以外にもある可能性が高いとみている。


   01/09/13 (Thu)  文科相 問題教師は転職など厳正対処を
2001/09/13 NHKニュース速報
文科相 問題教師は転職など厳正対処を

 遠山文部科学大臣はきょう、都道府県などの教育委員会の委員長らを集めた会議であいさつし、神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で、中学校の教師が逮捕されたことに関連して、指導力に適切さを欠く問題のある教師は教師以外の職に転職させるなど、厳正に対処するよう求めました。

 東京都内のホテルで開かれた会議には、都道府県などの教育委員会の委員長らが出席し、あいさつに立った遠山文部科学大臣は「子どもたちを守る立場にある教師が逮捕されたことは、全国の子どもたちや保護者の教師や学校に対する信頼感を大きく損なうもので、あってはならないことだ」と述べました。

 そのうえで遠山文部科学大臣は「わいせつ行為で懲戒処分を受ける教師が増えており、各教育委員会は教師一人一人に服務規律を徹底するよう指導するとともに、指導力に適切さを欠く問題のある教師に対しては、対応をあいまいにせず、新たに法律を改正して、導入した教師以外のほかの職への転職措置を取るなど厳正に対処してほしい」と述べました。

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2001/09/13 共同通信ニュース速報
文科相が再発防止求める 女子中学生放置死事件

 遠山敦子文部科学相は十三日、都内で開かれた都道府県・政令市の教育委員長・教育長会議で、中学教師が逮捕された中国自動車道での女子中学生放置死事件に触れ「指導に適切さを欠く教員への対応をあいまいにせず、懲戒、分限処分や教員以外への転職措置などを厳正に適用してほしい」と述べ、再発防止に向けた対応を求めた。

 同省が概算要求の内容などを説明するために毎年開いている会議で、今回は事件を受け異例の注意喚起をした。

 遠山文科相は、わいせつ行為を理由に処分される教員が増えていることにも触れ「教員一人ひとりに教育者としての自覚と責任を促し、服務規律の徹底を図ってほしい」と述べた。

 その上で「教員の採用や研修の在り方にも一層の工夫を凝らす必要がある」として、教員の人事管理について再検討が必要との考えを示した。(了)

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2001/09/13 時事通信ニュース速報
生徒へのわいせつ行為は懲戒免職に=教育長に服務規律の徹底を要請−文科省

 文部科学省は13日開いた都道府県・政令市の教育長・教育委員長会議で、兵庫県の中学教諭が女子中学生の逮捕監禁致死容疑で逮捕された事件を受けて、教員の服務規律の徹底を要請した。矢野重典初等中等教育局長は、特に児童生徒にわいせつ行為を働いた教員を原則として懲戒免職にするなど、懲戒処分の厳正な運用を求めた。 

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2001/09/13 共同通信ニュース速報
テレクラ交遊を記録 福本容疑者の手帳を押収 兵庫県警

 神戸市の中国自動車道で七月、大阪市の中一女子生徒=当時(12)=が放置され死亡した事件で、逮捕、監禁致死容疑で逮捕された中学教諭、福本謙容疑者(34)が、テレホンクラブのツーショットダイヤルで知り合った女性の名前、交遊内容などを手帳に記録していたことが十三日、分かった。

 兵庫県警有馬署捜査本部は同日までに、同容疑者の自宅で手帳を押収。京都府福知山市のホテルで六月、手錠を掛けてビデオ撮影した女子高生など、複数の女性を監禁したことをうかがわせる記述があるという。

 また福本容疑者は同日までに「車にいつも手錠やビデオカメラを置いていた」と供述。捜査本部は、福本容疑者が常習的に監禁や暴行を繰り返していたとみて、裏付けを急いでいる。

 調べでは、手帳には数人の女性の名前や電話番号を書き込んでいた。

 ある時期から、女性の名前などは書かなくなったが、女性をホテルに連れ込んだとみられる記述は、その後も複数あるという。

 福知山市の女子高生の名前は書いていないが、女子高生の証言した日付で「ホテルに行った」という内容を書き込んでいた。

 中国自動車道に放置し、死亡させた女子中学生の記述はなかった。(了)

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2001/09/13 朝日新聞ニュース速報
容疑者教諭の車、ガラスに傷 中1放置死事件

 神戸市内の中国自動車道に大阪市の中学1年の女子生徒が手錠姿で放置されて死亡した事件で、逮捕された兵庫県豊岡市の中学教諭、福本謙容疑者(34)の車のフロントガラスに、長さ約20センチの傷がついていたことが、兵庫県警捜査本部の調べで分かった。6月に福本容疑者が起こした疑いのある別の手錠監禁事件の被害者の女性が傷を覚えていて捜査本部に証言、逮捕の決め手になった。傷は、人為的につけられたものとみられている。

 調べによると、傷は、福本容疑者が所有するワンボックス車のフロントガラスの外から見て右上に、横一文字についていた。6月16日、福本容疑者が車検のため自動車整備工場に持ち込んだ際、すでにあった。このままでは車検を通らないため、保険を使って業者に交換させた。

 県警は、福本容疑者が、中国道の事件の被害者との会話に使ったプリペイド(料金前払い)式携帯電話で、今年6月、京都府内の10代の女性と会話したことを突き止めた。さらにこの女性が、福本容疑者の車に手錠で監禁された疑いがあることも判明。女性の証言から、車の大きな傷が分かった。福本容疑者はすでに修理していたが、県警は保険会社が保存していたガラスの写真を入手し、車を割り出した。

 傷がついた理由は不明だが、傷を見た関係者は「だれかが、意図的につけたような目立つ傷だった」と話している。
 福本容疑者は98年6月に8人乗りのワンボックス車を購入。中国道の事件の被害者は、後部座席に手錠をつけて監禁されていた。


   01/09/11 (Tue)  女子中学生放置死 催涙スプレーかけ手錠 福本容疑者が供述
2001/09/11 NHKニュース速報
女子中学生放置死 催涙スプレーかけ手錠 福本容疑者が供述

 神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で、逮捕された中学校の教師は、ふだんから車の中に催涙スプレーを入れていて、事件当日、手錠を嫌がる少女にスプレーをかけたと供述していることが新たにわかりました。

 この事件で逮捕された兵庫県豊岡市の中学校の教師、福本謙(フクモトケン)容疑者(三十四)は、今年七月二十四日の夜、大阪・東淀川区の中学一年生、上家法子(カミイエノリコ)さん(当時十二)を神戸市北区の中国自動車道に手錠をかけた状態で放置し、死亡させた監禁致死の疑いが持たれています。

 警察のこれまでの調べで、福本容疑者は「ふだんから自分の車の中に催涙スプレーを入れていて、事件当日、手錠を嫌がる少女に催涙スプレーをかけた」と供述していることが新たにわかりました。

 福本容疑者は、これまでにツーショットダイヤルで知り合った複数の少女らに対して金を渡すことを約束して交際していたとみられていて、「別れ際に催涙スプレーをかけて金を渡さずに逃げたことが数回ある」とも供述しているということです。

 警察では今回の事件で、福本容疑者がスプレーをかけて強引に手錠をかけたのではないかとみて追及することにしています。

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2001/09/11 共同通信ニュース速報
ビデオ撮り置き去りに 福本容疑者供述 京都の女子高生も監禁

 神戸市の中国自動車道で七月、中一女子生徒=当時(12)=が放置され死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学教諭、福本謙容疑者(34)が兵庫県警有馬署捜査本部の調べに「京都府福知山市のホテルで女子生徒をビデオで撮り、最後は置き去りにするつもりだった」と供述していることが十一日、分かった。

 また福本容疑者が今年六月、福知山市の女子高生をテレホンクラブのツーショットダイヤルで誘い出し、手錠をかけて同市内のホテルに連れ込んでいたことも判明した。

 捜査本部は、同容疑者の自宅から女性を撮影した複数のビデオテープを押収。同容疑者が常習的に女性を監禁していたとみて追及している。

 調べでは、福本容疑者は七月二十四日夜、大阪府吹田市内で女子生徒を車に乗せた後、ホテルを探しながら一般道を走り、兵庫県宝塚市から中国自動車道に入っていた。

 福本容疑者は、中国自動車道に入った理由を、自宅がある兵庫県豊岡市へ行く途中で福知山市のホテルに入り、ビデオを撮影して、置き去りにするつもりだったと認め、「置き去りにしても、ばれないと思った」と供述したという。

 また同容疑者は、中国自動車道で一度車を止め、女子生徒に催涙スプレーを掛けたとも供述。「再び走り出すと、女子生徒が『帰して』と暴れ、車から飛び出した」などと説明したという。(了)

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2001/09/11 スポニチ芸能ニュース
中国道中1少女手錠放置死 福本「帰したくなかった」

(前文

 大阪市東淀川区の中学1年、上家法子(かみいえ・のりこ)さん=当時(12)=が中国自動車道に放置され死亡した事件で、兵庫県香住町の町立香住第一中学教諭・福本謙容疑者(34)が「上家さんが12歳と分かって、帰したくなかった」と供述していることが10日、分かった。ほかにもテレホンクラブで呼び出した女性数人に手錠を掛けてわいせつ行為に及んでいたとみられ、兵庫県警有馬署捜査本部で調べを進めている。

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2001/09/11 スポニチ芸能ニュース
中国道中1少女手錠放置死 福本「帰したくなかった」

(本文

 福本容疑者の供述から上家さん放置死事件の全容がほぼ明らかになった。

 調べでは、福本容疑者は7月24日夜、テレクラのツーショットダイヤルで知り合った上家さんの携帯電話に連絡。「援助交際をしよう」と持ち掛け、同日午後9時頃、大阪府吹田市内で待ち合わせ、車に乗せた。ホテルを探しながら兵庫県宝塚市内まで一般道を走行。この間に上家さんを後部座席に乗せ、逃げないよう手錠を掛けて、手錠を車に固定し、靴も脱がせた。

 一方で「帰してあげる」と告げ、家族らが心配しないよう、母親や友達に電話をかけさせたが、直後に携帯電話を取り上げ、電源を切ったという。この後、自宅のある兵庫県豊岡市に向かうため宝塚インターから中国自動車道へ入ると、上家さんが「帰りたい」と言って激しく暴れ、車内に固定していた手錠が外れた。驚いた福本容疑者がブレーキを踏むと、車のスピードが落ちたすきに上家さんはドアを開けて逃げ、路上に転落。上家さんは後続のトラックなどにひかれ、翌25日午前3時頃、失血死した。

 調べに対し、福本容疑者は「最初から拉致(らち)するつもりで“援助交際しよう”と誘い出した」と供述。さらに「上家さんが教え子と同年代の12歳と分かり、テレクラでもこれだけ若い女性にはめったに会えないと思った。帰したくなかった」と述べた。

 また、逃走した理由については「教諭の立場を失ってしまうと思った」と述べた上で「豊岡市に連れて行けば、誰にも分からないだろうと思った」と説明しているという。

 一方、福本容疑者がテレクラで知り合った別の女性数人を「援助交際」で誘い出し、手錠を掛けるなどしていたことが判明。捜査本部によると、誘い出された女性は今春以降、数人に上り、いずれも自由を奪ってわいせつ行為に及びながら、金を払ったことはほとんどなかった。中には自らのわいせつ行為をビデオ撮影したケースもあったという。

 福本容疑者が担任していた教室では今年6月、同容疑者が私物の本の間に隠していたセクハラについての記事を集めた特殊な新聞を見つけた女子生徒5、6人がそれらを教卓に広げ、「セクハラ教員急増」の見出しをペンで囲んで置くいたずらをした。クラスの全員一致で福本容疑者をいじめることを決めていた。

 「授業はしっかりやっていた。問題教員を生む土壌はなかったと思う」。勤務先の中学校の教頭は話す。

 しかし女子生徒の周りをうろついたり、突然怒りだすなど、福本容疑者の異常行動に子供たちは約1年前から気づいていた。そんな担任に生徒の反発はエスカレート。授業中は私語が乱れ飛ぶ学級崩壊状態で、制止は利かなかった。

 わいせつ行為で処分された教員数はこの10年で約5倍に激増している。福本容疑者は精神的な問題で休職したり、療養したりしていたが、精神疾患で休職する教員数も10年で約2倍になった。

 「皆さんショックだったでしょう。しかし、大人を信じてほしい」。上家さんが通っていた大阪市立新北野中学校で10日、全校集会が開かれ、生徒に逮捕が報告された。岩槻信行校長は「大人との安易な付き合いは避けなければならない」とも指導。同級生ら生徒約690人は静かに聞き入っていた。中学1年の学年集会では全員が黙とうし、上家さんのめい福を祈った。

 一方、西宮市にある福本容疑者の実家は、ひっそりと静まり返っていた。中に家族はいるようだが、報道陣の問いかけにも応答はなし。近所に住む主婦は「ご両親とも、すごく感じの良い方ですが、息子さんがいるとは知らなかった。事件に驚いている」と話した。

 ◇ツーショットダイヤル 男性がかけてきた電話と女性がかけてきた電話をテレクラのホストコンピューターを通じて接続するサービス。男性は通話料や情報料が必要だが、女性は無料

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2001/09/11 毎日新聞ニュース速報
<中国道少女放置死>「脅すつもりで手錠を使用」 福本容疑者

 大阪市立新北野中1年、上家法子(かみいえのりこ)さん(当時12歳)を車に監禁し、転落・死亡させたとして逮捕監禁致死容疑で逮捕された兵庫県豊岡市、中学教諭、福本謙容疑者(34)が県警捜査本部の調べに対し、車内で手錠などの道具を使った理由について、「援助交際の金を払わないで済むよう脅すつもりだった」と供述していることが11日、分かった。「法子さんに催涙スプレーを吹きかけた」と供述していることも判明。以前に別の女性も同様の手口で脅しており、傷害罪などにあたる可能性もあるとみて捜査を進める。

 調べでは、福本容疑者は7月24日夜、テレホンクラブのツーショットダイヤルで知り合った法子さんを援助交際目的で大阪府吹田市のJR吹田駅前に呼び出し、自分のワゴン車の後部座席に乗せた。

 宝塚インターチェンジから中国自動車道に入り、路側帯に車を止めて法子さんの両手に手錠をかけたうえ、助手席に固定。さらに用意していた催涙スプレーをかけて再び車を走らせたという。

 捜査本部は、法子さんは両手を不自由な状態にさせられたうえに、催涙スプレーをかけられて強い恐怖感を抱き、暴れて固定が外れたすきに、走行中の車から飛び降りたとみている。

 福本容疑者は「援助交際が目的だったが、手錠やスプレーで脅せば、金を払わないで済むと思った」と供述。今年6月に京都府福知山市のテレホンクラブで知り合った無職女性にもホテルで催涙スプレーを噴射し、手錠を掛けていたことも分かっており、捜査本部は、こうした手口で金を踏み倒していた可能性もあるとみて、見つかっていないスプレーの発見を急いでいる。

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2001/09/11 共同通信ニュース速報
事件後もテレクラ利用か 専用に複数の携帯所有 福本容疑者

 神戸市北区の中国自動車道で大阪市の中学一年、上家法子さん=当時(12)=が放置され死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学教諭福本謙容疑者(34)が、事件後にいったんやめていたテレホンクラブのツーショットダイヤルの利用を数日後に再開した疑いの強いことが十一日、兵庫県警有馬署捜査本部の調べで分かった。

 福本容疑者は身元の特定されにくいプリペイド式携帯電話を複数所有。「いずれもテレクラ専用にしていた」と認めた。

 今春以降、「援助交際」を持ち掛け、手錠をかけるなどした五、六人の女性に中、高校生が含まれていたことも判明。捜査本部は、上家さんの事件後に、同様の手口で女性を監禁するなどしていないかどうか調べている。

 調べに対し福本容疑者は、上家さんを誘い出す時に使った携帯電話は「事件後に上家さんの所持品と一緒に捨てた」と供述している。しかし、捜査本部が残るプリペイド式携帯の通話記録を調べたところ、事件後数日間は発信記録がなかったが、数日後から複数の番号に電話していたという。

 また福本容疑者は同日までの調べに「制服の女性が好きで、『中高生が多い』と評判のテレクラを集中的に利用した」と供述しているという。(了)

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2001/09/11 NHKニュース速報
女子中学生放置死で教師逮捕 文科相 教師への指導徹底

 遠山文部科学大臣は、神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で中学校の教師が逮捕されたことについて、閣議のあとの記者会見で、教師が服務規律を順守するよう指導を徹底していきたいという考えを示しました。

 このなかで遠山文部科学大臣は「人間として恥ずべき行いで許されないのと同時に、教師という身分でありながらこのようなことを行うことは絶対にあってはならない。兵庫県の教育委員会と連携して情報の収集に努めこのような問題を二度と起こさないために、教師が服務規律を徹底するよう、さらに指導していきたい」と述べました。

 そして遠山大臣は、生徒などに対するわいせつ行為で懲戒処分を受ける教師が増えていることについて、「教師としての責任感も基本的な倫理観も欠いている行為であり、児童や生徒、保護者の信頼を失わせるものだ。わいせつ行為を行った教師に対して厳正な措置を取るよう、これまで以上に徹底したい」と述べました。

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2001/09/11 1共同通信ニュース速報
「服務規律、十分徹底を」放置死事件で遠山文科相 中一死事件

 神戸市の中国自動車道の中一女子放置死事件で兵庫県の中学教諭が逮捕されたことについて、遠山敦子文部科学相は十一日の閣議後会見で「教員の採用や、その後の服務規律の徹底をもっと十分にやらねばならない」と述べ、再発防止に向け教育現場への注意喚起に努める考えを示した。

 現職教諭によるわいせつ事件が増加している点についても「厳正な処置を取るよう各教育委員会に指導しており、さらに徹底していきたい」と、厳しい姿勢で臨むことを強調した。

 事件を「児童生徒を守るべき立場にあり、高い倫理性を求められる教師が逮捕されたのは論外で誠に残念。絶対にあってはならないこと。まず人間として恥ずべき行為だ」と批判した。(了)

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2001/09/11 読売新聞ニュース速報
手錠少女死亡事件の容疑者の中学校で授業再開

 中学1年の女子生徒(12)が手錠を掛けられ、転落、死亡した事件で、逮捕された兵庫県豊岡市福田、福本謙容疑者(34)が勤めていた同県香住町立香住第一中(442人、原範一校長)で11日、授業が再開され、生徒の心のケアのための相談も始まった。

 台風15号の影響で時折、強い雨が降り、風も吹く中、生徒はふだんより少し早い午前7時30分ごろから、同級生らと小声で話しながら次々と登校。2年女子生徒(14)は「事件は悲しいけれど、できるだけ気にしないようにしている」と言葉少なで、別の女子生徒(14)は「いつもと変わらない気持ちです」。通学路や校門では教諭たちが「おはよう」「元気か」と声を掛けた。

 始業前、職員室で約30人の教職員が亡くなった女子生徒のめい福を祈り、黙とう。この日は3時間授業で、1時間目を学級活動、2時間目を授業、3時間目を相談にあてており、全13学級の教室で、担任が10人前後の生徒1人ひとりと十数分ずつ面談。同じ中学生が亡くなり、しかも自分たちの学校の教諭が逮捕されたことで、悩んだり、学校に不信感を持ったりしていないかを尋ね、学校生活での悩みも聞いた。

 県教委が派遣した大阪教育大付属池田小事件で児童の心のケアに携わったスクールカウンセラー2人と常駐の1人が、教諭にアドバイスした。

 14日までの4日間、放課後を利用し、全生徒と面談。相談内容を教職員で話し合い、信頼回復や学校運営にいかす。

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2001/09/11 時事通信ニュース速報
転落時の状況をさらに追及=車内には催涙スプレーも−少女放置死事件

 神戸市北区の中国自動車道で、大阪市東淀川区の中学1年上家法子さん=当時(12)=が手錠姿で走行中の車から転落、死亡した事件で、中学教諭福本謙容疑者(34)がワゴン車内に催涙スプレーも備えていたことが、11日までの兵庫県警有馬署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、手錠を掛けられた上家さんが車内で催涙スプレーを示されるなどしたため、恐怖を感じて車からの飛び降りを決意したのではないかとみて、福本容疑者を追及している。

 これまでの調べに対し、同容疑者は中国道を走行中、後部座席にいた上家さんが急に「帰りたい」と言いだして暴れ、車内に引っ掛けてあった手錠の鎖を外し、自分でドアを開けて路上に飛び降りたと供述している。

 捜査本部では、この直前の福本容疑者の行動や上家さんが転落した時の車の速度などについて、遺体に残された傷跡などと供述を照合しながら、捜査を進める。
 
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2001/09/11 NHKニュース速報
「携帯は自動車道で捨てた」

 神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で、逮捕された中学校の教師は「少女が使っていた携帯電話を自分の電話と一緒に自動車道で捨てた」と供述していることがわかり、警察では電話を捨てた具体的な場所の特定を急いでいます。

 この事件で逮捕された兵庫県豊岡市の中学校の教師、福本謙(フクモトケン)容疑者(三十四)は、今年七月二十四日の夜、大阪・東淀川区の中学一年生、上家法子(カミイエノリコ)さん(当時十二)を神戸市北区の中国自動車道に手錠をかけた状態で放置し、死亡させた監禁致死の疑いが持たれています。

 これまでの調べで福本容疑者は「少女を自分の車に乗せて手錠をかけ、兵庫県の宝塚インターチェンジから中国自動車道に入り、豊岡市の自宅に向かう途中、少女から携帯電話を取り上げた。携帯電話は少女が車から落ちたあと、自分の電話と一緒に自動車道で捨てた」と供述していることがわかりました。

 警察では、福本容疑者が犯行を隠すために、会話の記録が残っている携帯電話を捨てたものとみて、どこに電話を捨てたのか具体的な場所の特定を急いでいます。

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2001/09/11 朝日新聞ニュース速報
女子中学生狙いテレクラ通い、専用の携帯も 福本容疑者

 神戸市内の中国自動車道に中学1年の女子生徒を放置し死亡させたとして、逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学教諭福本謙容疑者(34)=兵庫県豊岡市福田=が、今年春ごろからたびたびツーショットダイヤル式のテレホンクラブを利用し、みだらな行為を目的に女子中学生らと会うために大阪府周辺に出かけていたことが10日、同県警の調べでわかった。

 調べによると、福本容疑者は、大阪府内の10代前半の少女がよく利用するという評判のテレクラがあることを知り、少女らと会うためにこの春ごろから大阪までひんぱんに出かけるようになった。

 中国道の事件の被害者との連絡に使ったプリペイド式の携帯電話もこのころ、大阪近辺で購入したと供述。この携帯電話は身分を明かさずに購入できる業者から入手し、テレクラで知り合った女性との連絡専用に使っていたという。

 福本容疑者はこれまでに判明しているだけで、みだらな行為を目的に10代の女子ばかり数人とテレクラで知り合い、会っていた。その中の一人に対して6月、中国道の事件と同じワンボックスタイプの自分の車に乗せ、京都府で手錠をかけて監禁するなどした後、車から放置する事件を起こした疑いが持たれている。

 中国道の事件当日、福本容疑者は被害者とツーショットダイヤルでたまたま出会い、待ち合わせの直前、被害者の携帯電話に数回電話し、自分の携帯電話の番号や、阪急吹田駅前で落ち合うことなどを連絡したとみられる。事件後、連絡に使った自分のプリペイド式携帯電話と被害者の携帯電話をいずれも捨てたと話しているという。

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2001/09/11 朝日新聞ニュース速報
6月に京都で10代女性に手錠かけ監禁 福本容疑者

 神戸市内の中国自動車道に中学1年の女子生徒を放置し死亡させたとして逮捕された中学教諭福本謙容疑者(34)が今年6月にも、京都府内で10代の女性に手錠をかけて車に監禁するという、今回の事件とよく似た事件を起こしていた疑いのあることが、兵庫県警捜査本部の調べでわかった。福本容疑者の自宅の捜索で、中国道の事件で使われた手錠とは別の手錠が見つかり、押収した。捜査本部はこの京都府の事件の容疑で福本容疑者を再逮捕することも視野に入れ、さらに調べを進める。

 調べによると、福本容疑者は6月、中国道の事件に使用したのと同じワンボックスタイプの自分の車に10代の女性を乗せ、京都府内で手錠をかけて監禁するなどした後、車から降ろして放置したとされる。

 中国道の事件後、捜査本部が、被害者の中学1年の女子生徒が事件の直前に携帯電話で通話した相手を調べ、プリペイド(料金前払い)式携帯電話を所有する男の存在が浮かんだ。

 さらに、この男の通話先をたどったところ、被害者以外に複数の女性と通話していたことが判明。そのうちの1人が京都府内で手錠をかけられ、監禁されていたことがわかった。
 この京都府での事件の被害者の証言などから、福本容疑者の車の特徴や人相がわかった。被害者に手錠をかけて監禁し、現場に放置するなど、事件の特徴が酷似しており、中国道の事件での逮捕の決め手のひとつになったという。

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2001/09/11 毎日新聞ニュース速報
<中国道少女放置>「10代半ばの女性探す」福本容疑者供述

 大阪市立新北野中1年、上家法子(かみいえのりこ)さん(当時12歳)に手錠をして車に監禁し、転落・死亡させたとして逮捕監禁致死容疑で逮捕された兵庫県豊岡市、中学教諭、福本謙容疑者(34)が県警捜査本部の調べに対し、法子さんを誘い出した理由について「10代半ばの女性を探していた」と供述していることが10日、分かった。同容疑者は自宅近くのレンタルビデオ店で女子学生が暴行される内容のビデオを度々借りており、ビデオを参考に監禁に及んだ可能性もあるとみて追及する。

 調べでは、福本容疑者は7月24日夜、ツーショットダイヤルで知り合った法子さんを大阪府吹田市のJR吹田駅前に呼び出して自分のワゴン車に乗せ、手錠をかけて走行。途中で道具を使って痛めつけたため、法子さんが恐怖心から自分で飛び降り、後続車にひかれ死亡したとされる。

 福本容疑者は法子さんの年齢について「会ってから中学生くらいと分かった」と供述。一方で、「10代半ばくらいの女性が好みで、この年ごろの女性を援助交際相手に探していた」とも話しており、捜査本部はツーショットダイヤルでの会話の際、法子さんの年齢を確認していた可能性もあるとみている。

 また、同容疑者が借りたり自宅に持っていたビデオには、10代の女子学生が暴行される内容のものが多いことも判明。事件以前にも、ツーショットダイヤルなどで知り合った若い女性を車に乗せ、手錠をかけていたことが分かっており、捜査本部はビデオの影響を受けて手錠による監禁を思いついた可能性もあるとみて、似た内容のビデオがないか調べている。

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2001/09/11 読売新聞ニュース速報
手錠監禁致死の教諭、6月にも女子高生暴行

 神戸市の中国自動車道で大阪市立新北野中学1年上家(かみいえ)法子さん(12)が死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された兵庫県香住町立香住第一中学教諭、福本謙容疑者(34)が有馬署捜査本部の調べに対し、「車内で催涙スプレーをかけて、手錠をかけた。京都府福知山市のホテルに連れて行き、ビデオで撮影しようと思った」と供述したことがわかった。6月にも、京都府の女子高生に同じ手口で暴行してビデオ撮影していたことが判明、捜査本部はこれについても婦女暴行容疑などで追及する。

 調べなどによると、福本容疑者は法子さんに“援助交際”を持ちかけ、7月24日午後9時ごろ、JR吹田駅で自分のワゴン車に乗せ、宝塚インターから中国道に入った。福本容疑者は中国道の路側帯に車を止め、いたずらした後、催涙スプレーをかけ、逃げ出さないように手錠をかけたうえ、手錠を座席に固定。ビデオ撮影するために福知山市内のホテルへ向けて走り出した。

 催涙スプレーと手錠に驚いた法子さんは「早く帰して。手錠を外して降ろしてほしい」と訴え、固定された手錠を座席から外し、後部座席のスライド式のドアを開けて飛び降りたという。

 一方、6月に暴行されたという女子高生もテレホンクラブで知り合った。福本容疑者は自分のプリペイド式携帯電話と通話したことがわからないように、女子高生の携帯電話を奪った。

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2001/09/11  朝日新聞ニュース速報
欲望社会―ケータイの利便と危険

 携帯電話は身近な生活道具になった。いつでも、どこでも、電話をかけることができる。電子メールの送受信やインターネットの閲覧ができる機種もあり、その便利さは年々増すばかりだ。

 兵庫県の中国自動車道で、手錠をかけられた中学1年の女子生徒が見つかり、死亡した事件では、便利な道具が容疑者の公立中学校教諭と被害者を引き合わせた。

 この教師と女子生徒は、テレホンクラブのツーショットダイヤルで知り合った。

 「面識のない異性との一時の性的好奇心を満たすための交際を希望する者に会話の機会を提供する」。6月末に公布、1年以内に施行される改正風俗営業法は、テレクラをこう説明する。その言葉通りに起きた、悲しい犠牲だった。

 容疑者は前任校で約10カ月休職し、現在の学校でも6月から病気を理由に休んでいた。生徒指導などをめぐって悩んでいたという。教師としての資質は無論のこと、女子生徒の家庭環境に問題がなかったかといった事情も、事件の背景として解明していかなければなるまい。

 だれより許し難いのは、中学生であることを知りながら連れ去った容疑者である。しかしそれにしても、12歳の子どもが、これほど簡単に危険に接近してしまう事実には、懸念を抱かざるを得ない。

 親は子に「1人で盛り場に行ってはいけない」「夜遅くまで遊んでいてはだめだ」などと注意してきた。繁華街には多くの誘惑があり、深夜になると危険が増すことを体験的に知っているからだ。

 だが、携帯電話は時間や空間の隔たりを瞬時に超えてしまう。その分、ためらいや不安を消す。そして、いとも簡単に危険な出会いを成立させる。

 どうすればいいのか。インターネットで、成人向けホームページを見られなくするソフトは、すでに実用化されている。携帯電話でも同じようなソフトを開発し、普及させることも考えるべきだ。

 テレクラ業者は、改正風営法で、18歳未満の人の通話を取り次いではいけないことになる。施行までに、実効があがるような仕組みにしてもらいたい。

 とはいえ、子どもたちに危険を教え、危険から守るうえで、一番大きな役割を果たすべきは、やはり家庭である。
 私たちには、携帯電話やインターネットのもつ利便性を知る機会はいくらでもある。しかし「影」の部分については、今回のような事件が起きた場合を除けば、知ることは少ない。

 子どもに携帯を買い与えるとき、通信料の支払いに同意するとき、便利さの裏にあるリスクをしっかり教える必要がある。その後の使い方にも目を配ってほしい。

 いけない使い方や、やってはいけないことを自覚させるのは、「携帯以前」のしつけであり、教育であろう。

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2001/09/10  毎日新聞ニュース速報
<社説>中1監禁死 性暴力から子供守る社会を

 大阪の中学1年の女子生徒が手錠をかけられ、車から転落死した事件は、同じ年代の教え子を持つ中学教諭の犯行という衝撃的な結末となった。2人はテレホンクラブを通じ携帯電話で知り合った。事件の背景にインターネットと携帯電話の普及による匿名社会の広がりがある。子供を「性暴力」から守るため学校、家庭、地域が一体となった取り組みが求められている。

 逮捕監禁致死容疑で逮捕された教諭は「援助交際が目的だった」と動機を供述している。教諭は7月下旬、女子中学生と知り合い、携帯電話で呼び出し、自分のワゴン車に乗せて手錠をかけて監禁した。神戸市内の高速道を走行中、女子中学生が飛び出して、後続のトラックにひかれ死亡した。

 教諭が使った携帯電話は匿名で購入したプリペイド式だった。携帯電話を使い「出会い系サイト」やテレホンクラブ、ツーショットダイヤルなどを通じた出会いがきっかけになった凶悪事件は後を絶たない。

 モラルを失った世界を疑似体験するうちに、現実と架空のことが区別できなくなる。性犯罪の温床が社会にはびこり、深刻な事態になっているのではないか。

 横浜銀行のシンクタンク、浜銀総合研究所の調査によると、少女の性を買う援助交際の国内市場は569億円にものぼるという、驚くべき数字もある。その大きな要因は携帯電話とインターネットの普及とされている。

 もはや現状を放置できる状況でなく、少年少女らを性犯罪から守る取り組みの強化が急がれる。来春以降、テレクラの18歳未満の利用を禁止し、客の年齢確認を業者に義務付けることなどを盛り込んだ改正風俗営法が施行される。

 しかし、業者が年齢確認を徹底しているかを監視する取り締まり体制などに疑問の余地もあり、実効性が上がる工夫が必要だ。

 学校でも、児童・生徒らに性情報に対する指導がなかなか追いついていない。テレクラやツーショットダイヤルに電話したことがあるかを聞いた調査(96年、旧総務庁公表)では、15・9%の中高生があると答えている。

 性の欲望を商売にしようとする大人が伝言サービスや出会い系サイトなどで出会いの場を作っていることを、教室できちんと教えるべきだろう。

 性体験の低年齢化という現実に大人がきちんと向き合い、家庭でも子供を守っていく責任をはたしていくことが大事である。

 教師の資質向上策も重要だ。文部科学省によると、わいせつ行為で処分をうけた公立学校の教師は99年度には115人と前年度の1・5倍にもなっている。採用される教師の資質が問われており、採用試験のあり方も見直されなければならない。研修も内容が十分か点検すべきだろう。

 文科省は不適格教師を認定する基準を都道府県教委に通知したばかりだが、ふさわしくない先生が教壇に立つことのないよう指導の徹底を図ってもらいたい。


   01/09/10 (Mon)  <社説>中1監禁死 性暴力から子供守る社会を
2001/09/10  毎日新聞ニュース速報
<社説>中1監禁死 性暴力から子供守る社会を

 大阪の中学1年の女子生徒が手錠をかけられ、車から転落死した事件は、同じ年代の教え子を持つ中学教諭の犯行という衝撃的な結末となった。2人はテレホンクラブを通じ携帯電話で知り合った。事件の背景にインターネットと携帯電話の普及による匿名社会の広がりがある。子供を「性暴力」から守るため学校、家庭、地域が一体となった取り組みが求められている。

 逮捕監禁致死容疑で逮捕された教諭は「援助交際が目的だった」と動機を供述している。教諭は7月下旬、女子中学生と知り合い、携帯電話で呼び出し、自分のワゴン車に乗せて手錠をかけて監禁した。神戸市内の高速道を走行中、女子中学生が飛び出して、後続のトラックにひかれ死亡した。
 教諭が使った携帯電話は匿名で購入したプリペイド式だった。携帯電話を使い「出会い系サイト」やテレホンクラブ、ツーショットダイヤルなどを通じた出会いがきっかけになった凶悪事件は後を絶たない。

 モラルを失った世界を疑似体験するうちに、現実と架空のことが区別できなくなる。性犯罪の温床が社会にはびこり、深刻な事態になっているのではないか。

 横浜銀行のシンクタンク、浜銀総合研究所の調査によると、少女の性を買う援助交際の国内市場は569億円にものぼるという、驚くべき数字もある。その大きな要因は携帯電話とインターネットの普及とされている。

 もはや現状を放置できる状況でなく、少年少女らを性犯罪から守る取り組みの強化が急がれる。来春以降、テレクラの18歳未満の利用を禁止し、客の年齢確認を業者に義務付けることなどを盛り込んだ改正風俗営法が施行される。

 しかし、業者が年齢確認を徹底しているかを監視する取り締まり体制などに疑問の余地もあり、実効性が上がる工夫が必要だ。

 学校でも、児童・生徒らに性情報に対する指導がなかなか追いついていない。テレクラやツーショットダイヤルに電話したことがあるかを聞いた調査(96年、旧総務庁公表)では、15・9%の中高生があると答えている。

 性の欲望を商売にしようとする大人が伝言サービスや出会い系サイトなどで出会いの場を作っていることを、教室できちんと教えるべきだろう。

 性体験の低年齢化という現実に大人がきちんと向き合い、家庭でも子供を守っていく責任をはたしていくことが大事である。

 教師の資質向上策も重要だ。文部科学省によると、わいせつ行為で処分をうけた公立学校の教師は99年度には115人と前年度の1・5倍にもなっている。採用される教師の資質が問われており、採用試験のあり方も見直されなければならない。研修も内容が十分か点検すべきだろう。

 文科省は不適格教師を認定する基準を都道府県教委に通知したばかりだが、ふさわしくない先生が教壇に立つことのないよう指導の徹底を図ってもらいたい。

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2001/09/10  毎日新聞ニュース速報
<余録>教師の犯罪

 オオカミは森の中でおばあさんをひとのみにして、おばあさんの着物を着て赤ずきんを待った。赤ずきんが現れると飛び出して食べてしまった▲グリム童話集の「赤ずきん」である。日本の「かちかち山」はタヌキがおばあさんを殺して、ばば汁にしてしまった。残酷すぎると子ども向きに書き換えた本もあるが、童話は優しくなっても、現実が柔和になったわけではない。日本にも邪悪なオオカミやタヌキがごろごろしている▲中学1年の女子生徒が手錠をかけられて車から転落し、死亡した事件で、中学校の社会科教師が逮捕された。この教師はテレホンクラブのツーショットダイヤルで知り合った女子生徒を援助交際目的で呼び出し、嫌がる生徒に無理やり手錠をかけたという▲教師は朝帰宅して、夜になるとよく外出していたそうだ。先生の仮面をかぶったオオカミが夜な夜な大阪市内に出没していたのだから驚く。もっとも21世紀の日本だって、こうこうと輝く電灯のスイッチを切れば、深い森に覆われた中世のドイツと変わりないのかもれない▲風俗とか援助交際とか、近ごろの日本語も仮面をかぶっている。女子大生の「風俗する」という言葉が登場したのが85年、「援助交際」が新語・流行語大賞トップテンに入ったのが96年だ。風俗は本来、風俗画や風俗小説など立派な言葉だった。援助も交際もそれ自体は堂々とした言葉だが、二つくっついて援助交際となると、とたんにいかがわしい意味に変わる▲オランダのフェルメールの絵画も、風俗画として珍重された。そんな高尚な風俗や、援助、交際など、普遍的な言葉をかたるのだから罪が深い。つい気を許すと、オオカミが仮面をかなぐり捨てて、きばをむきだして飛びかかる。

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2001/09/10  朝日新聞ニュース速報
わいせつ教員の厳正処分、文科省が都道府県に指導へ

 兵庫県の中学校教諭が女子中学生を中国自動車道に放置し死亡させたとされる事件について、文部科学省の小野元之事務次官は10日の記者会見で、「絶対あってはならないことだ」と述べ、教職員のわいせつ行為などを厳正に処分するよう改めて指導する方針を示した。13日の都道府県と政令指定都市の教育委員長・教育長会議の場で徹底を求める予定だ。

 小野次官は事件について「学校への信頼を失うことになる。子どもに危害が及ばぬように、より厳正に処分していきたい」と述べた。一方、精神的疾患で休職する教員が10年前の倍近くに増えていることについて、「調子が悪くなった時にすぐに相談できる体制をつくるなど、心の悩みを抱える教員への対応も必要」と述べた。

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2001/09/10  読売新聞ニュース速報
教職員採用時に心理面検査も…中1女子致死で文科省

 現職の公立中教師による女子中学生の逮捕監禁致死事件で、文部科学省は10日、教職員の問題行動についての生徒や保護者の訴えを学校側が早めに把握する仕組みや、教員採用段階でのメンタル面のチェックなどを検討することを決めた。

 小野元之次官はこの日の定例会見で、「大変なショックを受けている。絶対あってはならない、とんでもない事件で、許し難い。強い怒りを感じる」と語り、逮捕された教師が病気休暇中だったことなどから、学校側の人事管理面に問題がなかったかどうか調査する、とした。

 「残念だが、教員によるわいせつ事件などは増えている。各教委は厳しく処分しているが、現実には甘い対応があり得る。子どもに危害を与えるようなことは許されないということを徹底したい」とした。

 一方、〈1〉教員採用時にメンタル面での異状をチェックする方法〈2〉教員が心の状態を気軽に相談できるカウンセリング体制の強化〈3〉教員の問題行動に対し、子ども、保護者、地域住民などからの情報をくみ取る仕組み――の検討も行うとした。

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2001/09/10 時事通信ニュース速報
車内にロープやビデオカメラも=恐怖感じ、飛び降りか−中1少女死亡事件

 神戸市北区の中国自動車道で、大阪市東淀川区の中学1年上家法子さん=当時(12)=が手錠を掛けられ、走行中の車から転落、死亡した事件で兵庫県警有馬署捜査本部は10日、上家さんが車から逃げようとしたのは、中学教諭福本謙容疑者(34)が手錠以外に車に積んでいたロープ、ビデオカメラなどを同容疑者から示されるなどして恐怖を感じ、飛び降りたのではないかとみて福本容疑者を追及している。
 
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2001/09/10  読売新聞ニュース速報
9月11日付・読売社説(2)

 [手錠少女死亡]「なぜ排除できない不適格教員」

 本当に教師の犯行だったのかと、耳を疑う。なぜこんな人物が教壇に立っていたのか、厳しく検証しなければならない。

 神戸市の中国自動車道に、手錠をかけられた大阪の中学一年の女子生徒が投げ出され、トラックにひかれて死亡した事件で、兵庫県香住町立中学の男性教師が逮捕された。

 援助交際を持ちかけて誘い出し、少女が車から飛び降りると、「怖くなって逃げた」と警察の調べに供述している。

 教師は九三年に採用され、二年前、現在の中学に移った。社会科を担当、二年生を担任しているが、六月からストレスなどを理由に休暇を取っていた。前任校でも転勤前の約十か月を休んでいる。

 今春、生徒から「セクハラ行為がある」「前任校で援助交際をしていたらしい」と相談が同僚教師にあったという。
 明らかに「問題教員」としての兆候である。どうして周囲の教師が対応しなかったのか。こうした兆候を見逃し、転勤を認めてしまった教育委員会や校長の責任も、問われなければならない。

 文部科学省によると、九九年度に、わいせつ行為で処分された公立校の教員は百十五人と、過去最高だった。大半が自校の生徒に向けられたものだ。

 この実情に、ほとんどの都道府県教委がセクハラ防止のマニュアルをつくるなど一通りの対応はしている。だが、教員としての適格性の判断を避けたり、問題教員を学校間でたらい回しにする体質を改めない限り、実効は望めない。

 地方教育行政法の改正で来年一月から問題教員を教職以外に配置転換できるようになった。その適用をためらうべきではない。むしろ「不適格教員は排除」の明確な姿勢により反省を促すべきだ。

 少子化の影響で教員の採用が減り、試験は年々難しくなっている。不適格教員を採らない選考方法を工夫したい。
 教師と少女を結びつけたのはテレホンクラブのツーショットダイヤルだった。携帯電話の出会い系サイトを含め、「仮面の出会い」を誘う、ネット社会に共通した危うさも忘れるべきではない。

 男性がどこからでも電話をすれば、女性の電話とつながり、援助交際という名の少女買春の温床ともなっている。
 テレクラ利用の年齢制限を盛り込んだ改正風営法が成立したが罰則はない。

 犯罪への悪用が目立つプリペイド式携帯電話の販売にしても、同様である。総務省が利用者や購入者の年齢、身元確認を要請しているに過ぎない。

 今度のような悲劇を繰り返さないためにも、罰則の導入を含めて、効果的な法規制を講じる必要がある。

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2001/09/10 読売新聞ニュース速報
9月11日付・編集手帳

 何年か前に小さな記事を書いた。その感想を寄せてくださったのが縁で、年に何度か手紙をやり取りしている読者の方がいる。都内にお住まいの女性で、最初のお手紙を頂いたころは大学生だった◆ワープロ文字が全盛のご時世に、丁寧な手書きで身辺の出来事を知らせてくださる。修士論文を仕上げる苦労、手にした本、展覧会で見た絵…。お会いしたことはないが、文面に接するたびにジグソーパズルが一個ずつ埋まり、その人の輪郭が浮かんでくる◆最初は遠景の小さな点が、近づくにつれて人の姿になり、やがて目鼻立ちも見分けられるようになる。人との出会いとは、こうした距離感の移り変わりをいうのかも知れない◆インターネットや携帯電話の普及が、出会いから距離感を奪いつつある。ややこしい手間を省いて見ず知らずの人とも触れ合うことができる〈魔法の窓〉は、忙しい現代人の便利な道具には違いない◆便利さの陰に潜む落とし穴に、中一の少女が気づいていたかどうか。手錠が好きでセクハラ癖もうわさされる中学教師の男は、遠景も近景も抜きに、いきなり等身大の犯罪者として少女の前に現れている◆魔法の窓から流れ込むのは、心地よい風ばかりとは限らない。毒虫や悪臭も入ってくる。窓の開け閉めに用心し、失われた距離感を取り戻すしかない。

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2001/09/10  共同通信ニュース速報
「帰したくなかった」 福本容疑者、12歳に執着

 神戸市北区の中国自動車道で、大阪市の中学一年、上家法子さん=当時(12)=が放置され死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学校教諭、福本謙容疑者(34)が、兵庫県警有馬署捜査本部の調べに対し「上家さんが教え子と同年代の十二歳と分かり、帰したくなかった」などと供述していることが十日、分かった。

 福本容疑者は大阪府吹田市内で上家さんを車に乗せて監禁し、自宅のある兵庫県豊岡市まで連れて行こうとしていたことが既に判明。捜査本部は、福本容疑者の犯行の動機をさらに調べる。

 調べでは、福本容疑者は七月二十四日夜、テレホンクラブのツーショットダイヤルを通じて上家さんの携帯電話に連絡。「援助交際しよう」と誘い出し、車に乗せて手錠を掛けた。

 その間に、上家さんの年齢を聞き出したといい、同容疑者は「教え子と同年代と分かり、テレクラでもこれだけ若い女性にはめったに会えないと思った。『帰りたい』と言い出したが、豊岡市に連れて行こうとした」と供述したという。
 また、同容疑者は「豊岡市に連れて行けば、だれにも分からないと思った」などと話しており、捜査本部は福本容疑者が上家さんをどうするつもりだったのか追及している。(了)

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2001/09/10 スポニチ芸能ニュース
中国道・中1少女手錠放置死 福本容疑者「援交しよう」

 大阪市東淀川区の中学1年、上家法子(かみいえ・のりこ)さん=当時(12)=が中国自動車道に放置され死亡した事件で、兵庫県香住町の町立香住第一中学校教諭・福本謙容疑者(34)が「上家さんは自分から車外に転落した」と供述していることが9日、分かった。また、上家さんを誘う際「援助交際しよう」と声を掛けていたことが判明。兵庫県警有馬署捜査本部は転落した時の状況について調べるとともに、さらに詳しい動機について福本容疑者を追及する。

 ショッキングな逮捕から一夜明け、援助交際と倒錯した性癖にはまった福本容疑者の「裏の顔」がさらに浮き彫りになった。

 調べでは、福本容疑者は7月24日夜、大阪府吹田市の阪急電鉄吹田駅前で、テレホンクラブが経営するツーショットダイヤルを通じて知り合った初対面の上家さんを自分の車に乗せ、中国自動車道を走行。

 知り合った時は「援助交際をしよう」と誘ったといい、その後の状況については「後部座席に乗せ、手錠を掛けた。しばらくして上家さんが“家に帰りたい”と泣いて暴れ出し、逃げようとして自分から車外に転落した」と供述した。車内の会話で上家さんが12歳であることを知っていたという。
 上家さんは低速で走行中の車から落ちたとみられており、後続のトラックなどにはねられて死亡した。捜査本部は転落前後の状況によっては、突き落としていなくても未必の故意による殺人罪が成立する可能性があるとみて福本容疑者を追及。はねた車両の割り出しにも全力を挙げている。

 一方、福本容疑者が複数の携帯電話を所持しており、その中で身元を特定しにくいプリペイド式携帯をテレクラ専用にしていたことが新たに分かった。

 これまでの調べで、同容疑者が上家さんを呼び出したプリペイド式携帯の発信記録には、テレクラで知り合った女性と連絡を取った形跡しかないことが判明。女性らは相手の男について「名前や職業は一切分からなかった」と説明したが「手錠を掛けて遊ぶ性癖があった」と証言。女性らの証言内容を総合して、覚えていた車のナンバーの一部などから兵庫県豊岡市周辺に住んでいることを突き止め、さらに似顔絵を作製して聞き込みを続け、福本容疑者を特定した。

 同容疑者の自宅からは複数の手錠を押収。プリペイド式携帯については「犯行がばれるのが怖くなり、捨てた」と供述している。

 福本容疑者はこの日午後、送検のため有馬署の駐車場に姿を見せ、頭から毛布をかぶって護送用のワゴン車に乗り込んだ。5、6人の捜査員に囲まれ、約30人の報道陣が浴びせるフラッシュの中をゆっくりと歩き、毛布のすき間から、横じまのシャツとベージュのズボンがのぞいたが、表情はうかがえず、うつむいたままだった。

 ◇未必の故意

 相手が死亡するような悪い結果を積極的に求めたり、希望してはいないが、たとえ相手がそのような結果になってもやむを得ない、構わないと思う心理状態。刑法38条

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2001/09/10  スポニチ芸能ニュース
中国道・中1少女手錠放置死 一中転勤で変化

 逮捕から一夜明けた9日、兵庫県豊岡市内の福本容疑者宅周辺にも多くの報道陣が詰め掛けた。福本容疑者を知る関係者によると、同容疑者は香住一中に移った99年4月以降、教職について悩むようになったという。以前勤務していた香住二中時代は近所の人たちに対して「こちらの生徒は純朴でいい」などと満足そうに話していた。だが、香住一中に移ったころからは学校や生徒らの話をしなくなり、表情にも明るさがなくなったという。

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2001/09/10  スポニチ芸能ニュース
中国道・中1少女手錠放置死 福本容疑者 以前からセクハラ

 福本容疑者が勤めていた香住第一中学校で9日、生徒、保護者を対象にした事件の説明会が開かれた。442人の生徒のほぼ全員と、保護者380人余りが参加。原範一校長が事件の概要などを説明、生徒と保護者に謝罪した。

 女生徒に対するセクハラなどの噂が出ていたことについて、原校長は説明会後の会見で「きのう(8日)職員から“以前に生徒からそのようなことを耳にした”と聞くまで、全く把握していなかった」と話した。

 登校してきた2年生の女子生徒(13)は「1年生の時に担任だったが、ひいきしている子の肩に手を掛けたり、中には、テスト勉強の時に“君だから教えてあげるよ”と言われた子もいた」と話していた。1年女子の母親は「娘は亡くなった子と同い年。あんな残虐なことをするなんて信じられません」と言葉を詰まらせた。

福本容疑者が99年まで勤めていた香住第二中学校でも同日午後、. 校集会が開かれ、出席した約90人の生徒に原昌久校長は、事件にかかわりなく学校生活を送るように呼び掛けた。会見で原校長は、香住二中時代のセクハラの噂を「一切知りません」と強い口調で否定した。

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2001/09/10 スポニチ芸能ニュース
中国道・中1少女手錠放置死 校長 父に謝罪

 福本容疑者が勤めていた香住第一中ではこの日、正午前から兵庫県警の捜査員4人が職員室などを家宅捜索。教職員名簿などを押収した。同校の原範一校長や同町の味田晃教育長らは午後4時半ごろ、大阪市東淀川区にある上家さんの父親哲夫さん(55)宅を喪服姿で訪れ、約1時間20分にわたり謝罪した。「うちの教諭が残酷なことをしてしまった」などの言葉に、哲夫さんは「どう考えているのか」などと怒鳴り返していた。一方、上家さんが通っていた中学校の岩槻信行校長は「日頃から子供たちと接しているのに、なぜあんなことができるのか。生徒にどんなふうに説明したらいいのか分からない」と困り果てていた。

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2001/09/10 スポニチ芸能ニュース
中国道・中1少女手錠放置死 福本容疑者 手錠を持ち歩く

 捜査本部の調べで、日頃から手錠を持ち歩いていた福本容疑者。手錠に詳しいライターらは、警官のコスプレをするために使う場合とSMプレーを楽しむ小道具として使う場合などがあると指摘する。

 フリーライターの森晴樹氏は「外国と比べて日本で手錠プレーを愛好するマニアはそれほど多くない。しかし外国ビデオの影響か、手錠だけでなく足錠も使って相手を動けなくするマニアもいる」と話し、相手の自由を奪うことで征服欲を満たすことが多いという。

 普段は目にすることはめったにない手錠だが、大人のおもちゃを扱う店やガンショップ、インターネット上などでは2000円台を中心に売られており、高価な物は1万円を超えるものもある。

 また、SMプレーのための手錠には手首を痛めないようにムートンで覆われているものもある。

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2001/09/10 NHKニュース速報
中国道の女子中学生放置死で教師逮捕 文科次官 厳正に対処

 神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で、兵庫県豊岡市(トヨオカシ)の中学校の教師が逮捕されたことについて、文部科学省の小野事務次官はきょうの記者会見で、事実関係を確認したうえで厳正に対処したいという考えを示しました。

 このなかで小野事務次官は、「大変なショックを受けている。絶対にあってはならない事件で、教師として、人間として、とんでもないことであり県などを通じて事実確認をしたうえで、厳正に対処したい」と述べました。

 そのうえで小野事務次官は、生徒などに対するわいせつ行為で懲戒処分を受けた教師が増えていることについて、「不適格な教師は、教師以外のほかの職に就いてもらうための法改正がすでに行われており、これに照らして厳正に対処していかなくてはならない」と述べました。

 また小野事務次官は、心の悩みを抱えている教師に対しては、カウンセリングを行うなど十分に相談に応じられるようにしていきたいという考えを示しました。

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2001/09/10 共同通信ニュース速報
文科省も容疑者の状況調査 問題教員対策も指示へ 中国道事

 文部科学省の小野元之事務次官は十日の記者会見で、中国自動車道での中学一年生女子放置死亡事件で兵庫県の中学校教諭が逮捕されたことについて「(七月の地方教育組織運営法改正で)不適格教員は他の仕事に就いてもらうようにした。容疑者は病気休暇中だったが、どういう状況だったのかきちんと調べたい」と述べた。

 また小野次官は、十三日に開催する都道府県指定都市教育委員長・教育長会議で、問題教員などに対する対策の強化を指示する方針も明らかにした。

 わいせつ行為などで懲戒処分を受ける教員が増加していることに関して「人事当局が厳正な対処をしている。方向は間違っていない」とした上で、「(採用段階から)ペーパー試験だけでなく、メンタル面からもチェックしていかなければならない」と強調した。

 一方で、「教師の仕事自体がきつい面があり、カウンセリングの実施や、体調が悪くなった時に相談に応じられるようなシステムも必要」と指摘し、教職員の心の悩みに対するフォローが大切との考えも示した。(了)

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2001/09/10 毎日新聞ニュース速報
<中国道少女放置>「おびえて自ら飛び降り」 殺人容疑見送り

 神戸市北区の中国自動車道で大阪市立新北野中1年、上家法子(かみいえのりこ)さん(当時12歳)が車から転落、死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された兵庫県豊岡市福田、中学校教諭、福本謙容疑者(34)が県警捜査本部の調べに、「車の中で法子さんを道具を使って痛めつけたら、おびえて自分から車外に飛び降りた」と供述していることが10日、分かった。捜査本部は、法子さんが恐怖心から高速走行中の車から転落、死亡したことを裏付ける供述と重視。当時、時速70〜80キロで走行中だったことも判明したが、福本容疑者が突き落としたのではなく、飛び降りを予想することも困難だったとみられることから、殺人容疑での立件を見送る方向だ。

 供述によると、福本容疑者は7月24日夜、テレホンクラブのツーショットダイヤルで知り合った法子さんを援助交際目的で大阪府吹田市内に呼び出し、自分のワゴン車に乗せた。話しているうちに、中学生くらいと分かったが、逃げ出さないよう嫌がる法子さんに無理やり手錠をかけた。

 車を止め、道具を使って法子さんを痛めつけた後、中国自動車道を走らせたところ、後部座席にいた法子さんが自分でスライド式ドアを開けて飛び降りたという。

 法子さんの転落について同容疑者は、「直前の暴行で恐怖を感じたためだと思う」と供述。また、車の速度について捜査本部は、法子さんの傷の状況などから時速10〜15キロの減速走行とみていたが、実際には減速していなかった。

 捜査本部によると、福本容疑者は涙を流しながら取り調べに応じ、反省の言葉も述べている。事件後の行動について「振り返らずにそのまま車を走らせた。法子さんと自分の携帯電話は処分した」と話している。

   ◇

 一方、捜査本部は9日、福本容疑者を逮捕監禁致死容疑で神戸地検に送検し、勤務先の兵庫県香住町立香住第一中学校の職員室などを捜索、職員名簿などを押収した。

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2001/09/10 朝日新聞ニュース速報
「逃げようとして転落した」 中1死亡事件の容疑者供述

 神戸市北区の中国自動車道で大阪市立の中学1年上家法子(かみいえ・のりこ)さん(当時12)が両手に手錠をかけられて放置され死亡した事件で、兵庫県警の捜査本部に逮捕監禁致死容疑で逮捕された同県香住町立の中学教諭福本謙容疑者(34)=同県豊岡市福田=が、「豊岡市の自宅へ連れて帰って自分の言う通りにさせようと思ったが、被害者が逃げ出そうとして転落した」などと供述していることがわかった。捜査本部は、福本容疑者が自宅に被害者を監禁する目的だった疑いが強いとみている。

 県警は9日、福本容疑者が勤務していた兵庫県香住町立香住第一中学校を家宅捜索し、机やロッカーを調べた。

 捜査本部の調べでは、福本容疑者は7月24日夜、ツーショットダイヤル式のテレホンクラブで知り合った被害者を、比較的車高の高いワンボックスタイプの自分の車に乗せ、豊岡市の自宅へ向かう途中、同日午後9時半ごろ、被害者が転落した中国道下り線(神戸市北区長尾町上津)の現場の約20キロ手前にある宝塚インターから中国道に入った。

 調べに対し、福本容疑者は「豊岡の自宅に連れて帰って自分の言う通りにさせようと思った。被害者の両手に手錠をかけて後部座席に乗せたが、『家に帰りたい』と、自分でドアを開けて逃げ出そうとして路上に転落したので怖くなり、逃げた」などと供述しているという。

 被害者は転落直前の同10時15分ごろ、母親に「これから帰る」などと携帯電話で連絡しており、その時点では、とくに変わった様子はなかった。捜査本部は、福本容疑者が、この電話のやりとりを聞いた後、被害者を帰さないために、止めた車の中で被害者に手錠をかけ、素足にするなどして監禁したとみられている。

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2001/09/10 読売新聞ニュース速報
中1少女「自ら飛び降りた」

 神戸市の中国自動車道で大阪市立新北野中学1年、上家(かみいえ)法子さん(12)が死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された兵庫県香住(かすみ)町立香住第1中学教諭、福本謙容疑者(34)(同県豊岡市福田)が、県警有馬署の捜査本部に対し、「法子さんに手錠をかけたまま豊岡の自宅へ連れて帰るつもりだったが、法子さんが車中でおびえ、自ら飛び降りた」と供述していることが、10日わかった。

 調べなどによると、福本容疑者は7月24日夜、コンピューターが男女間を取り次ぐテレホンクラブのツーショットダイヤルで法子さんと話した際、12歳の中学生と聞いたうえで、援助交際を持ち掛けて誘い出した。福本容疑者は「女子中学生に興味があり、法子さんが中学生でうれしかった」と供述している。

 午後9時ごろ、JR吹田駅(大阪府吹田市)で待ち合わせ、法子さんをワゴン車に乗せた後、後部座席で靴を脱がせ、手錠をかけた。「嫌がる様子はなかった」と話している。宝塚インターから中国道に入ったが、午後10時30分ごろ、「法子さんが『早く家に帰りたい。手錠を外して降ろしてほしい』とおびえ、スライド式のドアを開けて飛び降りた」といい、「車のスピードを緩めなかったので死んだかもしれないと思い、怖くなってそのまま走り去った」と供述している。

 捜査本部は福本容疑者のプリペイド式携帯電話の通話記録を入手、会話相手から事情を聞いた。今年春ごろから、複数の女性がツーショットダイヤルで知り合った男と一緒にホテルに入り、手錠をかけられたことが判明。女性らが男の特徴などを覚えていたことが、福本容疑者割り出しにつながった。

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2001/09/10 共同通信ニュース速報
別の女性数人にも手錠 「援助交際しよう」と誘う 福本容疑

 「援助交際しよう」と誘い、いきなり手錠をかけ乱暴しようとする―。大阪市の中学一年、上家法子さん=当時(12)=の逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学教諭、福本謙容疑者(34)は、日本海側の兵庫県豊岡市から大阪までたびたび車を走らせ、テレホンクラブでターゲットの女性を探していた。

 兵庫県警有馬署捜査本部の調べなどでは、上家さんと同様に援助交際を口実に誘い出された女性は今春以降、数人に上る。福本容疑者は、いずれの女性にも手錠を掛けて自由を奪った上でわいせつ行為に及び、金を払ったことはほとんどなかったという。

 中には自らビデオ撮影したケースもあるといい、学校では「実直」と評判だった“福本先生”だが、捜査関係者は「手錠マニアでビデオマニア」とあきれる。

 捜査本部は、ほかにも被害を受けた女性がいるとみて、福本容疑者がテレクラ専用としていたプリペイド式携帯電話の通話記録などを基に捜査している。(了)

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2001/09/10 共同通信ニュース速報
「拉致しようと誘った」 福本容疑者、全容を自供

 神戸市北区の中国自動車道で大阪市の中学一年、上家法子さん=当時(12)=が放置されて死亡した事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された中学教諭、福本謙容疑者(34)が兵庫県警有馬署捜査本部の十日までの調べに対し「最初から拉致(らち)するつもりで、『援助交際しよう』と誘い出した。手錠で車に固定し、靴も脱がせた」などと、犯行のほぼ全容を自供した。

 福本容疑者は、大阪から自宅のある兵庫県豊岡市に向かったが、上家さんが「帰りたい」と暴れ、同容疑者が驚いてスピードを緩めた時に、逃げようとした上家さんが車から転落したという。

 しかし福本容疑者はそのまま逃走。「教諭の立場を失ってしまうと思った」と、逃げた動機を供述した。上家さんが教え子と同じ年ごろの十二歳だと知っていたことも認めている。

 福本容疑者が、テレホンクラブで知り合った別の女性数人を「援助交際」で誘い、手錠を掛けるなどしたことも判明した。

 調べによると、福本容疑者は七月二十四日、テレクラのツーショットダイヤルで知り合った上家さんの携帯電話に連絡。「援助交際をしよう」と持ち掛け、同日午後九時ごろ、大阪府吹田市の阪急電鉄吹田駅で待ち合わせ、車に乗せた。
 ホテルを探しながら、兵庫県宝塚市内まで一般道を走行。この間に、上家さんを後部座席に乗せ、逃げないよう手錠をかけて、手錠を車に固定し、靴も脱がせたという。

 一方で「帰してあげる」と告げ、家族らが心配しないよう、母親や友達に電話をかけさせたが、直後に携帯電話を取り上げて電源を切ったという。

 この後、豊岡市に向かうため宝塚インターから中国自動車道へ入ると、上家さんが「帰りたい」と言って激しく暴れ、車内に固定していた手錠が外れた。驚いた福本容疑者はブレーキを踏み、車のスピードが落ちたすきに上家さんはドアを開けて逃げ、路上に転落した。

 上家さんは後続のトラックなどにひかれ、翌二十五日午前三時ごろ、失血死した。(了)

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2001/09/10 NHKニュース速報
中国道女子中学生放置死 教師 車に乗せた直後に手錠かけた

 神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が手錠をかけられて放置され死亡した事件で、逮捕された中学校の教師は「少女とは大阪のJR吹田駅で待ち合わせ、車に乗せたあとすぐに手錠をかけた」などと犯行の詳しい状況について供述していることがわかりました。

 この事件で逮捕された兵庫県豊岡市(トヨオカシ)の中学校の教師、福本謙(フクモトケン)容疑者(三十四)は、七月二十四日の夜、神戸市北区の中国自動車道に、大阪・東淀川区の中学一年生、上家法子(カミイエノリコ)さん(当時十二)を手錠をかけた状態で放置し死亡させたとして監禁致死の疑いが持たれています。

 兵庫県警察本部の調べに対し、福本容疑者は「少女とは大阪・吹田市(スイタシ)のJR吹田駅前で待ち合わせ、車に乗せたあとすぐに手錠をかけた。少女は嫌がっていた」などと犯行の状況を詳しく供述していることがわかりました。

 また少女は、放置される二十分ほど前に「これから家に帰る」と自宅に電話していましたが、福本容疑者は「少女は手錠をしたまま電話をしていた。携帯電話はすぐに取り上げて連絡できないようにした」と供述しているということです。
 福本容疑者は、これまでに「少女が急に『帰りたい』と暴れだして自分で車から落ちた」とも話していて、警察では、少女が福本容疑者から逃れようとして車から転落したのではないかとみて、さらに詳しい状況を調べています。

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2001/09/10 読売新聞ニュース速報
9月10日付・よみうり寸評

 〈一期一会〉はもともとは茶道の心構え。茶会で、人と人との出会いは一生に一度のことと考え真剣に、大切にせよという教えだ◆この教えに引き比べ、当節のさまざまな出会い、交際の何と軽々しく危ういことか。一度限りの出会いなら、逆に、何をしてもかまわないと考える風潮だ。簡便安易な出会いが事件を生み、交際がすぐに被害者と犯人の関係となる◆神戸市の中国自動車道に、中一の女生徒が車から転落、手錠をかけられたまま放置された事件で中学教師が逮捕された。二人はプリペイド携帯電話を用い、テレホンクラブのツーショットダイヤルを通じて知り合った◆またまた簡便安易が落とし穴だった。こんな交際は出会い系とは言えても、古来言う出会いの名には値しない。容疑者が教師だったことには唖然(あぜん)とし、暗然の思い◆だが、その時、彼は教師というよりテレクラの客だった。ハレンチな教師、警察官、裁判官……仕事柄を思うと首をかしげたくなる事件が続く。日本人の劣化を憂う◆恥や分別の意識はどこへ。今や一期一会とは対極の世のようだ。

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2001/09/10 NHKニュース速報
逮捕の教師“怖くて逃げた”

 神戸市の中国自動車道で中学一年生の少女が放置されて死亡した事件で逮捕された中学校の教師は「少女が車から落ちたあと、怖くなってそのまま逃げた」と供述していることがわかり、警察は少女が車から落ちた前後の状況を詳しく調べています。

 この事件で逮捕された兵庫県豊岡市の中学校の教師、福本謙(フクモトケン)容疑者(三十四)は、七月二十四日の夜、神戸市北区の中国自動車道に大阪・東淀川区の中学一年生上家法子(カミイエノリコ)さん(当時十二)を手錠をかけた状態で放置し、死亡させたとして監禁致死の疑いがもたれています。

 兵庫県警察本部の調べに対し、福本容疑者は「少女に手錠をかけ、車の後ろの座席に乗せて自動車道を走っていたところ、少女が急に『家に帰る』と暴れ出し、自分で車から落ちた。怖くなったのでそのまま逃げた」と供述していることがわかりました。

 また、これまでの警察の調べで、少女は放置される二十分ほど前に「これから家に帰る」と自宅に電話していたことがわかっていますが、福本容疑者は、この電話の直後に少女の携帯電話を取り上げ、少女が車から落ちたあとに捨てたと供述しているということです。

 少女は車から落ちたあと後続のトラックに足をひかれて死亡したとみられていて、警察は少女が車から落ちた前後の状況を詳しく調べるとともに少女をひいたトラックの割り出しを急いでいます。


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