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傷ついた生命(いのち)を育む―虐待の連鎖を防ぐ新たな社会的養護

傷ついた生命(いのち)を育む―虐待の連鎖を防ぐ新たな社会的養護
金子 龍太郎
誠信書房 (2004/12)
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4 里親として


養護施設の児童虐待―たちあがった子どもたち

養護施設の児童虐待―たちあがった子どもたち
恩寵園の子どもたちを支える会
明石書店 (2001/08)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 氷山の一角…かもしれません。

レビュアー: 書記長 -

 児童養護施設とは、何らかの理由で親とともに生活を営めない子どもたちが安心して生活する場である。現在も、本当に多くの子どもたちがそういった場で生活することを余儀なくされている。 彼らにとって、児童養護施設での生活は望んだものではなく、大人側の様々な事情によるところが多い。 そんな子どもたちに対して、他に頼るところも行くところも持たない子どもに対して、このような悪行が行われていたという事実を皆さんは知っていたでしょうか? この問題が現在も続いている(裁判等)問題だと信じられるでしょうか? 本書を読むと、信じられないという思いと、許しがたい怒りで一杯になります。 誰が一番悪いのか、虐待を行った園長か、20年間も放置し続けた千葉県か。 どちらにしろ、悪いのは大人なのです。 ここで育ち、つらい経験をした子どもたちが大人を許してくれるでしょうか?大人になりたいと思ってくれるでしょうか? 将来に夢を持ってくれるでしょうか? 飽食の日本において、まだ食べること、生きることで一生懸命な子どもたちがたくさんいます。そして、そういった子どもたちに対する保護はなかなか届きません。 大人として、決して目をそらしてはいけない問題です。


自分が自分であるために

自分が自分であるために
佐々木 朗
文芸社 (2001/03)
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